空前のブーム到来中！心もほっこり、さつまいもスイーツの魅力を徹底解剖！

今最も熱い注目を集めているスイーツといえば、ずばり「さつまいもスイーツ」です。さつまいもというと焼きいもやふかしいもなど、昔ながらのおやつというイメージが強い人も多いかもしれません。ところが今、そんなさつまいものイメージを覆す進化したスイーツが続々と登場しているのです。そんな空前のブーム到来中のさつまいもスイーツの魅力を、徹底解剖していきます。

魅力その1：何といっても魅力は「甘さ」

さつまいもの魅力は、何といってもその甘さにあります。野菜売り場に並ぶ野菜で、これほどの甘さを誇るものはないと言っても過言ではありません。
さつまいもが甘いのには理由があります。さつまいもの主成分はでんぷんですが、「β-アミラーゼ」という消化酵素がでんぷんに作用して甘味成分を生成するのです。このβ-アミラーゼは、70℃程度の温度で活発に作用するので、加熱すると甘さが増すというわけです。
こんな甘味たっぷりのさつまいもをスイーツにする時に、砂糖などの甘味料を多く加える必要はありません。さつまいも本来の甘さを楽しめるさつまいもスイーツは、ダイエットや体型を気にしている女性も罪悪感なく味わえるのが大きな魅力です。

魅力その2：ヘルシーで栄養たっぷり！

さつまいもには、加熱しても壊れにくいビタミンCやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。整腸作用のある食物繊維がさつまいもに豊富に含まれることは、とくに有名です。美肌効果や便秘解消効果のあるさつまいもは、女性からとくに人気を集めています。

さつまいもの栄養やカロリーは？

さらにさつまいもには、「ヤラピン」という栄養素が含まれています。生のさつまいもを切った時に切り口からミルク状の白い液体が浸み出しますが、それこそがヤラピンです。このヤラピン、実はサツマイモにしか含まれない栄養素なのです。ヤラピンには、胃の粘膜を保護する効果、腸の働きを助ける効果があります。
また、意外なことにさつまいものカロリーは小麦やお米のおよそ3分の1なのです。腹持ちがいいので、かつては日本でも干ばつの時などにお米の代わりに主食として食べられていたという記録も残っています。
このようにさつまいもは、体を内側からも外側からもすっきり美しくしてくれる栄養素がふんだんに含まれていて腹持ちも良い、女性の強い味方なのです。

魅力その3：ほくほく系やねっとり系、さまざまな品種のさつまいも

さつまいもは近年多くの品種が開発されるようになり、味わいも食感もさまざまなさつまいもが売られるようになりました。かつてのさつまいもはほくほくした食感が当たり前でしたが、2007年に「安納芋（あんのういも）」が開発されたことで、ねっとりとろみのある食感のさつまいもブームが到来しました。現在では、ほくほく系・ねっとり系ともに多くの品種がスーパーにも並んでいます。

どんな種類のさつまいもがある？

最も王道のさつまいもと言えば「紅あずま」です。適度な甘さとほくほく感でさまざまな料理に使われます。「紅はるか」は、加熱時に50~60度にも達する糖度の高さとねっとりクリーミーな食感が魅力です。ほどよいねっとり感と上品な甘さが自慢なのは「シルクスイート」です。「紫いも」は、鮮やかな紫色がスイーツに重宝されています。

魅力その4：進化形のさつまいもスイーツが続々発売中！

かつてのさつまいもスイーツといえば、スイートポテトくらいしかありませんでした。また、いもけんぴや焼きいもなどは、古いおやつのイメージも強くおしゃれなスイーツとはかけ離れた存在でした。

さつまいもスイーツの進化

そんな「素朴なおやつ」のイメージが強かったさつまいもスイーツを進化させたのは、水分量の多いねっとり系のさつまいもの出現です。さつまいもタルトやさつまいもケーキ、焼きいもが大胆にサンドされたサンドイッチなどしっとり・ねっとりした食感を生かした「進化形さつまいもスイーツ」は、それまでのさつまいもスイーツのイメージを大きく変えました。
さらに多くの品種が開発されたため、元々あった焼きいもやいもけんびなどのスイーツも、産地や品種にこだわることでリブランディングに成功しています。焼きいも専門店に行列ができたり、高級いもけんぴが入手困難なほどの人気だったりと、少し前では考えられなかったさつまいもブームが到来しているのです。

まとめ