クリスマスの時期に海外で食べられる焼き菓子とその魅力を紹介

クリスマスは、家族や友達、カップルと一緒に楽しく過ごされる方が多い一大イベントです。そのような場では、その華やかさを演出するお菓子が活躍します。
キリスト教が浸透したヨーロッパなどの地域では、キリストの生誕をお祝いするために、各家庭でケーキや焼き菓子が作られるのです。ここでは、そんなクリスマスの時期によく作られる海外の焼き菓子についてご紹介します。

今海外のお菓子に注目する理由

日本ではクリスマスといえば、ホールケーキやショートケーキというイメージの強い方が、まだ多くいらっしゃるのではないでしょうか。それらも十分に華やかで美味しいのですが、クリスマスに、最近注目されつつある海外のお菓子をご紹介します。まずはそのおすすめの理由についてお話させていただきます。

海外のお菓子で華やかさと特別感を演出

クリスマスの定番として世界で作られるお菓子は、どこか芸術的であり、温かみもあります。そもそも本場では家庭で作られることも多く、日本人のクリスマスでの過ごし方としても、海外のお菓子を食べることは適しているのです。
また、日本人に十分浸透していないお菓子は、新鮮に映り、特別感を出すことも可能です。にぎやかな場でも「何、それ?」から始まり、「うわ、美味しい、何これ!?」という感動が得られるでしょう。

ケーキと焼き菓子は別腹!

中にはクリスマスの時期に、複数の場所で「定番の」ケーキが出されて、食べ続けているという方もいらっしゃるでしょう。「同じものを食べるのはちょっと」とか「甘いケーキだから食べた後が気になる」といった思いで、美味しいのに素直に喜べないというケースもあるかもしれません。
けれども、そこに海外の焼き菓子が出されたらどうでしょう?すでにクリスマスを「お祝い」してきた方も、食べてみようと思うに違いありません。まだまだ海外の焼き菓子は、他とかぶることなく、大きな存在感を放てるのです。

そもそもクリスマスをお祝いするためのお菓子

海外の焼き菓子は、クリスマスに備えて作られるものが多いのです。それをクリスマスシーズンに食べることに大きな意味があります。その時期に適した気候や風土、そして長年の伝統として受け継がれてきた魂が、そのお菓子に込められています。その本物の味を私たちは楽しめるのです。本物志向の方こそ、楽しんでみる価値はあります。

海外の代表的な焼き菓子

クリスマスにぴったりの焼き菓子は、世界(とくにヨーロッパ)のあらゆる地方で作られています。その伝統のお菓子の代表的なものを、これからご紹介します。今までよく知らないし、食べたこともないという方は、ぜひご一読ください。中には、知らずに食べたことがあるお菓子もあるかもしれません。

クリスマスの定番、ドイツのシュトーレン

キリスト教会暦では、クリスマスの4週間前の日曜日からアドヴェント(待降節)という期間に入り、教会では日曜日ごとに1本ずつアドヴェントクランツにろうそくを灯しながら、クリスマスを祝う準備が始まります。その期間、ドイツでは各家庭でシュトーレンを焼いて、それを食べながら、やがて来るクリスマスに備えるという風習があるのです。
シュトーレンは、ナッツやドライフルーツなどを生地に練り込んでから焼き上げたお菓子です。それを薄く切って、クリスマスまで少しずつ食べていきます。素朴な味わいがして、フルーツの風味が広がるでしょう。時間が経つにつれて、シュトーレンの味が濃厚になっていくのも楽しむポイントとなります。

フランスの伝統的で多様なお菓子パンデピス

フランスの代表的な焼き菓子といえば、「パンデピス」です。日本ではあまり馴染みがありません。しかし、フランスのとくにブルゴーニュやアルザスでは親しまれている焼き菓子です。
パンデピスは、日本語に訳すと「スパイスのパン」というように、スパイスを生地の中に練り込んで焼いて作るのです。地方やお店によって、材料が異なり、さまざまな味のものがあります。たとえば、小麦粉かライ麦か、スパイスの配合のしかた、バターを入れるか入れないかなどが挙げられます。原料によって、パンのようなものからクッキーのようなものまで幅広くあり、好みが分かれるところです。お気に入り探しを兼ねて、試してみませんか?

食文化の豊かなイタリアのパネトーネ

「パネトーネ」は、ふんわり食感のブリオッシュ生地のパンです。バターの香りとフルーツのアクセント、そしてラム酒の大人の風味が特徴の、イタリアで作られるクリスマス定番のお菓子です。実はこれ、ホームベーカリーでも作れますので、ご自宅にあればぜひ挑戦してみてください。

オーストリアの伝統菓子のクグロフ

オーストリアをはじめ、スイス・ドイツなどの地方で伝統的に作られている「クグロフ」は、真ん中が空いた帽子のような形の焼き菓子です。基本はラム酒に漬け込んだドライフルーツを用います。子どもがいる場合は、ラム酒を抜いたり、バナナなどの甘いフルーツを使用したりするなど、バリエーションが豊富です。

イギリスお馴染みのミンスパイ

イギリスのクリスマスに食べられる焼き菓子は、「ミンスパイ」と呼ばれるお菓子です。「ミンスミート」と呼ばれる、レーズンや柑橘類を漬け込んで、フィリングした小型のパイと考えていただけるといいでしょう。イギリスらしく、ティータイムで食べると美味しく、病みつきになって、ついつい手が止まらなくなるお菓子です。

まとめ

クリスマスを楽しむ一つの演出として、お菓子は大活躍することでしょう。その存在によって、場が華やかになり、楽しさが広がります。とくにヨーロッパの焼き菓子は、クリスマスを迎えるために食べていたものであり、そこには長い伝統と、それぞれの家庭のつながりをイメージさせる味です。それが家族の絆や信仰心を守り続けてきたものであると言えるでしょう。日本でも、独自の風土や食習慣に合わせて作られたお菓子の人気が広がっています。

「株式会社フェアベール」では、クリスマスに楽しめる焼き菓子として、お芋を前面に出した「まるやまポテト」やハワイ産コーヒーの味をベースにした「まはろマドレーヌ」を中心に、みなさまに喜ばれるお菓子を提供させていただいております。どうぞお気軽にご用命ください。自信をもってみなさまのお手元にお届けいたします。