スイーツの中でも人気の高い「焼き菓子」の特徴や歴史とは？

スイーツには様々な種類がありますが、その中でも「焼き菓子」は人気が高いです。焼いているからこその独特な食感に魅了される方も多いでしょう。しかし、焼き菓子についての特徴や歴史など、詳細に関してそれほど詳しくご存じない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、スイーツの中でも人気の高い「焼き菓子」の特徴や歴史について、さまざまな角度から詳しくご紹介していきます。知ることで味わいが変化することもあるため、ぜひ参考にしてください。

スイーツ「焼き菓子」の定義や特徴とは

そもそも焼き菓子というのはどういったものが該当するのか詳しくご存じないという方がほとんどではないでしょうか。単に焼いているお菓子というだけではないのです。

焼き菓子の定義

まずは焼き菓子の定義ですが、焼いているということはもちろんではあるものの、具体的な定義付けがされているわけではありません。基本的には卵や小麦粉、砂糖を使っていて常温での保存が可能なお菓子であることがほとんどです。
焼いているスイーツは数多く存在していますが、シュークリームなどは焼き菓子には該当しません。水分量が多いことで日持ちがしないものは生菓子に分類されるためです。作り方の中で焼くという工程が含まれていたとしても、最終的に常温で保存できる干菓子あるいは半生菓子が焼き菓子という扱いになります。

焼き菓子の特徴

焼き菓子の特徴ですが、まず挙げられるのは「常温保管が可能」という点です。冷蔵庫などに入れなくても、そのままの状態で保管して問題ありません。また、ほとんどの場合製造日から賞味期限までが1ヶ月以上です。個包装されていることが多いため、時間をかけてゆっくりと味わうという楽しみ方が可能となっています。焼くという工程がふくまれることによって、素材の香りや風味を豊かに感じられるでしょう。

スイーツ「焼き菓子」焼き菓子の歴史とは

焼き菓子にはそれぞれ歴史があります。代表的な焼き菓子の歴史は以下のとおりです。

マドレーヌの歴史

焼き菓子の定番といえばマドレーヌといっても過言ではないでしょう。そんなマドレーヌの歴史ですが、1755年に遡ります。当時マドレーヌ・ポルミエロレーヌという名前の女性が作ったことが由来と言われているのです。由来には諸説あるため、作った女性の名前を冠しているというのはあくまでも代表的な説となります。召使いだったマドレーヌが、過去に祖母から教わっていたお菓子を厨房にあった素材やホタテの貝殻を使って焼いたことで誕生しました。

バウムクーヘンの歴史

バウムクーヘンといえば、ドイツの代表的な焼き菓子です。その歴史としては、諸説あります。その中でも代表的とされている説が、紀元前のギリシャにおいて、オベリアスというパンの一種であるというものです。木の棒に生地を巻きつけるという作り方がまさにバウムクーヘンと言えるでしょう。その後カール・ユーハイムという人によって、日本中に広まることになるのでした。

焼き菓子にはそれぞれに異なる歴史が存在しています。時代も異なっているにも関わらず、メインとなる素材や焼き上げることで完成するという部分は共通しているというのが不思議であり面白い部分でしょう。

お店でしか手に入らない焼き菓子スイーツとは

焼き菓子にはバウムクーヘンやフィナンシェなど、歴史ある代表的なものが人気を集めていますが、それだけではありません。それらの焼き菓子をベースとした、お店独自の焼き菓子も存在しているのです。それらはオリジナル商品となるため、お店でしか手に入れることができません。ネット販売などをおこなっているケースはありますが、そのお店でしか手に入らないというのは共通している部分でしょう。

それぞれのお店のパティシエや企業によって考え抜かれた焼き菓子ですので、どれも素晴らしいクオリティとなっています。それをきっかけに、ベースとなる焼き菓子の味わいを改めて実感することもあるでしょう。伝統的な作り方や素材をベースとしていながらも、従来ではあまり見られない素材を含めていたりします。焼き菓子としての美味しさは変わりませんので、見かけた際には一度味わってみるといいでしょう。
お店ごとにオリジナリティあふれる焼き菓子ばかりですので、好みの焼き菓子を探すという楽しみ方もできます。なかには期間限定のものもあるため、気になったらできるだけ早く味わってみることをおすすめします。

まとめ