スイーツと洋菓子は何が違う?洋菓子のあれこれ知恵袋!ルーツや種類について

洋菓子売り場に行くと、食べるのが惜しくなるほどきれいなケーキが販売されていますね。洋菓子といえば、おしゃれなケーキを思いうかべる方もいらっしゃることでしょう。ところがスイーツと呼ばれるものをみると、ほとんどがケーキやプリンといった洋菓子です。ということで、洋菓子とスイーツとは何が違うのか探ってみました。洋菓子のルーツや種類についても解説します。

洋菓子とスイーツ!違いは何?

お菓子は、和菓子と洋菓子というカテゴリーに分類されます。その中で洋菓子とは、西洋からやってきたお菓子のことです。カステラやビスケットなどは、日本人が初めて食べた洋菓子の元祖です。
一方で、スイーツと呼ぶものは、甘いお菓子のこと。アメリカでは、食後に食べるデザートに相当するものもスイーツと呼びます。英語でsweetsと表記しますが、その文字通り甘いモノ、とくに洋菓子をイメージしてスイーツと呼ぶのです。

スイーツという呼び名は、現在、世間一般で甘いお菓子の代名詞のように使用されております。たとえば、和菓子でも「和スイーツ」などと雑誌などで紹介されていることもあるのです。
アメリカでは、キャンディーやガムなどもスイーツと呼びます。しかし、日本では甘いお菓子の総称として、1990年代後半より、甘いお菓子を一般的に「スイーツ」という言葉で表現するようになりました。

洋菓子の起源

西洋のお菓子である洋菓子の起源は、古代エジプト時代にまでさかのぼります。小麦粉を使ったパンにナツメヤシやミルクなどで甘みをつけたものが洋菓子の元祖です。
その後、卵やハチミツ、果実などを加えたパンが作られるようになり、それがお菓子として進歩を遂げました。こうしてローマ時代になるとパンとお菓子が区別されるようになり、甘みの付いたパンが洋菓子として発展していったのです
ローマ人の慣習から発達し、盛んになっていった洋菓子ですが、当初は特別な儀式や祝日、また富裕層に向けてつくられるものでした。まだまだ、一般庶民には手の届かない食べ物でした。
そうした中で、インドの砂糖が次第にヨーロッパに広がり、甘みの原料として使われるようになった頃には、庶民も楽しめるお菓子となりました。そして、現在の洋菓子づくりに至ります。

最初に日本に伝来した洋菓子はカステラ!

西洋から日本に初めてやってきた洋菓子は、1543年(室町時代)にポルトガル人が種子島に漂着したときに、鉄砲などとともに持ち込んだ、

・カステラ
・ビスケット
・ボーロ
・金平糖

などです。これらが、日本人が初めて口にした洋菓子です。当時はまだ洋菓子という名称ではなく、「南蛮菓子」などと呼ばれていました。
明治時代以降になると、日本の和菓子に対し、小麦粉などでつくるものを洋菓子と呼び、和菓子と洋菓子を区別するようになりました。

洋菓子の知恵袋

同じ甘いお菓子でも、もち米など米を主な原材料にしている日本の和菓子と違い、洋菓子はどんなものを原料にしてつくれているのか、まずはその原材料から見ていきましょう。

洋菓子の原材料

洋菓子は主に下記の食材を原料にしてつくられます。

・小麦粉
・卵
・牛乳
・バター
・チーズ
・砂糖 など

カロリーは高いが糖質は低い

洋菓子の特徴は、動物性の材料が多く使われている点です。また洋菓子づくりでは、ほとんど水を使いません。水の代わりにバターや生クリームなどの乳製品をたくさん使うので、高脂質なお菓子だとも言えます。和菓子と比べるとカロリーは高くなります。
和菓子は、甘みを出すために砂糖やデンプンをたくさん使うので、高糖質が特徴です。糖質の面で見ると、洋菓子は和菓子よりも糖質が低いお菓子となります。

手土産に喜ばれる洋菓子

洋菓子は、見た目も可愛く、やわらかくしっとりとした食べやすいものが多くあります。そのため小さな子どもからお年寄りまで、老若男女が楽しめる幅の広いお菓子と言えるでしょう。

好みや用途にもよりますが、パッケージや包装紙も可愛いものが多いこともあり、手土産やちょっとしたプレゼントには、和菓子より洋菓子を選ぶほうが喜ばれると言われます。
洋菓子は、栄養価の高いお菓子ですが、糖質は和菓子よりも低いお菓子です。ですから糖質を気にされている方にも安心してお土産やプレゼントに贈れるでしょう。

洋菓子の種類

和菓子と同様に、洋菓子は、保存期間によって生菓子・半生菓子・干菓子という種類に分類されます。それぞれどんなお菓子が該当するのか見てみましょう。

消費期限が当日の洋生菓子

つくられた当日に食べてほしいと思われるものを、洋生菓子といいます。次のような洋菓子が洋生菓子に相当します。

・果物や生クリームを使ったスポンジケーキ
・バタークリームをコーティングしたケーキ
・シュークリームやエクレアなどのシュー菓子
・パイやデニッシュのペストリー生地の発酵菓子類
・ミルフィーユ・アップルパイ・タルトレットなどのフィュタ-ジュ類
・生クリームやカスタードクリームを使ったワッフル類
・プリンやババロア、ゼリーなどのデザート菓子 など

数日の間に食べればよい洋半生菓子

生菓子でも消費期限が数日ある洋菓子を、洋半生菓子といいます。たとえば、スポンジケーキでも、生クリームやカスタードクリームなどをトッピングしていないケーキは洋半生菓子です。そのほか次のようなものが相当します。

・バターケーキ類
・発酵菓子類
・タルト・タルトレット類の一部
・砂糖漬果物類

長期保存食でもある洋干菓子

長く保存できる洋菓子を洋干菓子といいます。それに相当するのは次のようなものです。

・ビスケット・クッキー類
・スナック類(芋などを油で揚げたもの)
・キャンディーやチョコレート類
・ガム類(噛んで風味や食感を楽しむお菓子) など

まとめ

スイーツといえば、生クリームでデコレーションされたケーキや、果物がトッピングされたプリンなどを連想しますが、実は甘いお菓子の総称です。
そもそも洋菓子のことを指していましたが1990年代以降、次第に誰もが甘いお菓子のことをスイーツと呼ぶようになりました。すなわち洋菓子はスイーツの1つです。
高カロリーですが糖質は和菓子よりも低い洋菓子は、お土産にも最適です。甘い香りがたっぷりの洋菓子でティータイムを楽しんでください。

「株式会社フェアベール」は、神奈川県横浜市港南区丸山台にある洋菓子店「パティスリー フェアベール」の店舗にて、ケーキ・焼き菓子・ギフト用詰め合わせ商品を販売しています。1987年に創業し、オープン当初より人気の「まるやまポテト」を始め、季節ごとに変わる色とりどりのケーキ、種類豊富な焼菓子などさまざまな洋菓子をお楽しみいただけます。
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